いつだってマイナス

手取り17万の貧乏アラサー女の奨学金返済記録。

クロ現+の奨学金報道

NHKクローズアップ現代+でやっていた奨学金の特集。

 

手取り14万で返済が出来ず自己破産に踏み切った女性や、失業して返済ができなくなった女性、子供が850万の奨学金を滞納して親が裁判所から一括請求を受けたケースなどが紹介されていました。

 この手の報道は大体、奨学金を返せない人が可哀想、奨学金機構と国は悪みたいなことを繰り返すだけなので飽きて来ました。ボンビーガールみたいな感じで貧乏だけど頑張って返済してる人の話のほうが見たいと思うのは私だけでしょうか。

 

自己破産に踏み切った手取り14万の非正規保育士の方が紹介されていて気になったのが

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本当にこの使い方をしているの?と思うくらい不思議な支出。

収入に対して家賃と食費と通信費が高すぎる。

600万の奨学金を一生かけて返済するのが難しいから、家族と相談して自己破産をすることにしたと言っていましたが、手取り14万でも減額返済を利用すればなんとかなるのでは?と正直な所思ってしまいました。

 

減額返還 - JASSO

 減額返還制度とは・・・毎月の返還額を半分に減額して返還することができます。適用期間は12か月(6か月分の割賦金を12か月で返還)で最長10年(120か月)まで延長可能です。願い出るためには、提出いただく証明書が、一定の要件に合致しなければなりません。

 

手取り14万で5万の返済が無理でも、2.5万の返済なら余裕でしょう。

尾木さんという方が、奨学金の取立ては下手をしたらサラ金より厳しいのではないか?というようなことを言っていたのですが、いやいや、奨学金サラ金より金利も低いし猶予もあるしちゃんと調べてから発言してよ・・・と思いました。

JASSOの奨学金だと、減額制度の他に無職になった時や病気になった時に返済をいったん猶予してもらえる制度もあるのです。

私も新卒で入った会社を辞めて無職になった時に、一旦奨学金の返済を止めてもらいました。申請書には無職になって貯金も十万くらいしかないので猶予をお願いしますとかいう適当な文章を書きましたが承認されました。

 数ヶ月滞納しただけで支払督促されるなんてひどい!と番組内で言われていたけど、再三の督促を無視してるから裁判になってるだけなんじゃないでしょうか。

仕事で督促状を送っても無視されて、裁判になってから慌てて連絡してくる方もいたりするので奨学金の滞納者の中にはそういう方もいるんじゃないかと思ったり。 

失業や病気で無職になって、どうしても返済できない人は仕方が無いと思うのですが、健康で一応働いて収入も得ている人は工夫次第で返済は出来ないものなの?と正直な所思います。

返済できない人が可哀想という意見は分かるけど、お金を借りて大学に行った以上そのお金は自分で消費したということですし、いくら無知な学生時代に借りたからといって、社会人になってからも無知のままでいいはずがない。

私も低収入ですが、別に奨学金制度が悪いとは思いません。悪いのは大学時代にろくにバイトも勉強もせず、ひたすら自由な時間を怠惰に費やしていた自分なので。

まともな所に就職した人は普通に返済をしているし、奨学金機構のせいで人生がどうのなんて言うわけがない。

私の大学の同期にも奨学金を貸りたけど就職をしなかった人や就活が嫌になってバイトで細々と返済をしている人がいるので、返済が不可能だと言っている人達は大学時代に本当に努力をしていたのかな?と疑問に思うのです。

 

返済できない人を可哀想と思うのは人として当然のことなのかもしれませんが、同じ債務者としては返済の努力をしてるのかどうかも分からない人には同情できません。

奨学金の財源は国民の税金から出ているし、返済できない人が増えると次の世代の人達の財源がなくなってしまうので出来る限りちゃんと返済するべきだと思います。