いつだってマイナス

手取り17万の貧乏アラサー女の奨学金返済記録。

奨学金を完済して思うこと

510万の奨学金を完済しました。
私のことや返済について書いてみようと思います。

私のスペック

ブラック企業に2社勤務して年収280~330万で約8年。
一人暮らしが長かったので引っ越し費用が嵩んだり
家賃が微妙に高いのに駅から遠いボロい部屋に住んでたりしたこともあったので
もうちょっと色々考えて行動出来てたらと後悔しています。

最初は月5万の返済、繰り上げ返済して月額が徐々に減って、最終的には1.5万。
最後の2年は同棲・結婚して家賃の負担が安くなったので
チートしたような感じがしてあまり胸を張れません。
婚活サイトを使って結婚まで辿り着きましたが、奨学金の返済については
全部自分で返すから放っておいてくれと旦那には伝えていました。

借りた奨学金について

以前書いた記事と重複しますが、借りたのは下記の通り。

①高校時代(無利子)     ・・・648,000
②大学時代の増額(有利子)  ・・・300,000
③大学時代(無利子)     ・・・3,072,000
④地元の奨学金(無利子)   ・・・1,080,000
合計             ・・・5,100,000円  

返済順序としては、お金が貯まるまで①~④を毎月、
お金がある程度貯まってから④を繰り上げ返済、
次いで②、①、③の順番で返済しました。
①だけは繰り上げ返済の報奨金の対象だったので1万くらいお金が戻って来ました。
詳細は昔のブログにて。

返済方法

就職する前から毎月の返済のことを念頭に入れて
やりくりをしようと思っていました。
毎月の使い方や家計簿の付け方が軌道に乗るまで1年はかかったと思います。
お給料が入ったら先取りで返済用と貯金用のお金を口座に分けて
残りのお金で地味にやりくりをする形で返済しました。

奨学金制度について

返済を始めてから今まで奨学金関連のニュースや問題を色々見て来ましたが
政治家やマスコミに期待してはならないんだなと思いました。


中国人留学生の奨学金(返還不要)、その真実と虚構1/2

外国人留学生には多額の給付金を与えているのに、日本人には塩対応。
天安門事件があった時代に始まった外国人留学生への制度みたいですが大学の定員割れが起きている今、留学生にお金をバラまくことで潰れそうな大学をなんとか救済出来るし留学生がそのまま日本に残ってくれたら労働者としてプラスになるから国としては廃止したくない制度なんだろうと思います。
Fラン大学なんて全部潰して適正な数だけ大学を残せばいいじゃんと思うのですが潰れてしまうと教員や職員の失業者が出るから現状維持を選んでるのではないかと。他にも利権絡みでやめたくない理由があるんだろうなと推測。

国を恨んでも貰えるお金は変わらないし返済額も減らないので
腹が立つなら政治家になるか政治家に働きかけられる地位とお金を得るしかないんだと思います。

奨学金制度は悪か

奨学金を返せない人がかわいそうという意見も見ますが、低収入でも頑張れば返済できるし、そもそも普通の社会人なら10年くらいかければ数百万を貯金することは難しくないんだから奨学金だって同じだろうと思います。
コミュ障や就職できなさそうな人間にお金を貸すのが間違っていると思ったこともありますが、日本学生支援機構は憲法の教育の機会均等に基づいて区別なく奨学金を貸与する決まりになっているそうなので制度を変えたいなら国を動かすしかないようです。

貸す側は審査ゆるゆるなので、借りる側がお金について真剣に考えて借りるしかないんだと思います。
お金のこともぼんやりとしか分かっていない高校生にそこまで要求するべきじゃないとは思いますが、借りた時点で子供でも返す時点では大人なので言い逃れは出来ない。自分で使ったお金だし。
奨学金を借りなかった家庭の人たちは親がちゃんとお金を貯めて大学に出してくれたわけだし貧乏だからといってそういう人たちより楽をするのが当たり前だとは思いません。必死に節約して大学に行かせている家庭もあるでしょうし。

給付の奨学金を作るよりは無駄な大学を減らして、競争させて学費を下げられれば奨学金問題も今よりましになると思うのですが大きな改革はないままずるずる進んでいくんだろうなと思っています。
国や制度が変わらないなら自分の努力でどうにかするしかないと思うので文句言う暇があったら節約するなり少しでもお給料がいい所に就職できるように頑張るしかないと思います。

最後に奨学金関係のお気に入りの記事をご紹介。


toyokeizai.net

rs-hmgsr.hatenablog.com